ロシア目線でちょっと書きますね。

戦争に似たものが起こると予想。

本日1月25日、外務省からウクライナに対するレベル3渡航中止勧告が出ました。先日1月19日には、下記のような注意喚起がありました。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2022C007.html

欧州の天然ガスは4割以上ロシアに依存しているので、もしもロシアがやる気なら、冬の間に動くでしょう。欧米に経済制裁されたら天然ガス止めると言って交渉しやすいですから。

ひとつにはアメリカのバイデン大統領は経済制裁には言及してますが軍事介入はやる気が無いこと。NATOに8500人程度送る用意が出来たとは言ってますが、ポーズでしょう。そもそもロシア軍10万人に対して数が見合いません。

NATOもまた、周辺国の防備を固めるとは言ってますが、それはすなわちウクライナに派兵しないという事ですよ。

他方、問題はこの戦争がロシアにとっては大儀のある戦争であることにあります。大義があればあるほど、国は戦争するもんですよ。

元々、ウクライナが独立した時にソ連製核兵器が残されていて、英米ロで協議の上、核廃棄のうえウクライナの安全保障はロシアが責任を持つことになってました。その際、ウクライナのNATO未加入も約束されていたはずでした。
それが親ロシア政権が倒れて、その際のパレードに米上院議員が参加してて、それでプーチンがブチ切れた経緯がありまして。
ウクライナが親欧米になると、港を借りている関係上、黒海艦隊が地中海に出れなくなります。それでロシアはクリミヤ半島を侵略したのです実は。ロシア海軍にとってセバストポリ確保は至上命題でした。

更に言えばウクライナ東部の重工業地帯は宇宙船ソユーズの部品やスホーイの部品もつくってます。ソ連時代はICBMの部品も生産してました。ウクライナの戦闘機もスホーイですよ。それがNATOに加わるとか、ロシアに取っては冗談じゃないという事。

だからウクライナ東部でも騒乱状態を起こして、今半独立状態になってるのですよ。それを正式に切り取ろうというのが、今回の戦争の趣旨になります。

やるとすれば、欧州の天然ガス需要が高まる冬の間だと文句を言いずらいので、1か月程度で終わらせないといけません。逆に言えば、冬を越えれば侵攻の確率は下がると予想。

ロシアに取っての最良は、半独立状態のウクライナ東部に進駐してそれを住民が歓迎、そのままなし崩し的に独立自治区をつくり、後々併合。ロシア系住民が多いので、可能性が無いとは言い切れません。ウクライナがどう動くか、徹底抗戦を選ぶか。僕は無いと思ってます。

むしろ問題は中国がどうアクションを起こすかかも。


コメント

MAD PIERO .
2022年2月22日6:19

” ふむふむ。

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