中国が何かしそうな気がする 加筆
2015年10月8日 エッセイ コメント (2)人民解放軍が動きそうな気がします。南沙か尖閣か、それとも他の何処か。
ここ数日内で何か起こるかも?
ソースは無いです。無いのにそう思えたのは、今、中国とロシアは連動してるのでは?と風神は考えているからです。
ウクライナの件で西側から制裁を受け、更にシェールオイル&ガスの採掘で慢性化しつつある原油・天然ガス安の影響を受け、ロシアの国庫は火の車です。それを支えているのは、中国が天然ガスを大量購入しているからに他なりません。
これは実は東アジア情勢にも影響を与える事でもあります。
以前の日記で、
朝鮮半島統一あるかも
http://32226.diarynote.jp/201509212306288650/
と予想した中で、書いてなかった事の一つには、北朝鮮に深く関わっていたソビエト連邦の後継者を自認するロシアの同意も、中国にとって今なら比較的得やすい、という事も申し上げておきます。
更に、先日の習近平主席訪米において、中国がボーイング300機購入と言う手土産を持参したにも関わらず、ワシントンでは冷遇されました。
その直後のロシア軍シリア参戦。
風神は、9月10日の日記にコメントした時点で、こう書きました。
http://32226.diarynote.jp/201509101244383277/
次に来るのは、ロシア参戦と、ISの勢力がトルクメニスタンとウズベキスタンに飛び火した結果の、中国参戦です。(シリア情勢において)
習近平主席訪米におけるアメリカの冷遇は、歴史のターニングポイントに成り得ます。今まで、アメリカは世界の工場たる中国に対して、批判しつつも妥協してきました。しかしながら、今回の首脳会談で、少なくともアメリカ世界戦略の太平洋シフトは本気であると、プーチンはそう判断したのだと思います。
だから中東で事を起こしても、アメリカの本格的軍事介入は無い、それがロシア参戦の早期呼び水になりました。
今、アメリカが中東に対して行なっているのは、風神が見る限りこれはホットバランス外交 です。かつて大英帝国が行なったバランス外交とは、勢力均衡を保って戦争を起こさせずに現状を維持する、というものでした。
しかしながら、
・・・・・・・・・・・しかしながら、アメリカ・オバマ政権が中東に対して行なっているのは、熱い均衡 です。
ようするに、シェールオイルで世界一の原油産出国になったアメリカにとって、中東の重要度はさがった。軍事費削減の予定もあるし米軍は撤退する。けれど、その間隙を縫って他勢力が隙間を埋めるのは面白くない。
だから中東は適度に荒れていたほうが良い 他の国が手を出せない程度に。
風神がみるところ、これが今のアメリカのスタンスです。
今まで、スンニ派とイスラエルに肩入れしていたアメリカが、シーア派のイランと核開発で妥協し制裁を緩和したり、イラクをぐちゃぐちゃにしてシーア派勢力の台頭を許したりしたのも、恐らく、
終わりの無い戦乱が狙い であり、つまるところアラブの春によるリビア分裂、エジプトにまで「ムスリム同胞団」の政権が誕生した事も、アメリカによるバランス外交の成果だったのでは?というのが風神の見解です。
まあ、それは今回の話の本筋ではないので詳しくは語りません。
ようするに、米中の対立は不可避とみたロシアが中東で事を起こした、アメリカは何らかの手を打たざるをえない、
ならば今がチャンスでは?と中国が考えてもおかしくはありません。
お判りでしょうか。米中の対立は決定的だ、ならばロシアは中東で動く、それならば中国も動くべきではないか?
これが、風神が「中国が何かしそうな気がする」と考えた理由です。
まあ、中国がおまぬけである事を祈ってますがね。
ここ数日内で何か起こるかも?
ソースは無いです。無いのにそう思えたのは、今、中国とロシアは連動してるのでは?と風神は考えているからです。
ウクライナの件で西側から制裁を受け、更にシェールオイル&ガスの採掘で慢性化しつつある原油・天然ガス安の影響を受け、ロシアの国庫は火の車です。それを支えているのは、中国が天然ガスを大量購入しているからに他なりません。
これは実は東アジア情勢にも影響を与える事でもあります。
以前の日記で、
朝鮮半島統一あるかも
http://32226.diarynote.jp/201509212306288650/
と予想した中で、書いてなかった事の一つには、北朝鮮に深く関わっていたソビエト連邦の後継者を自認するロシアの同意も、中国にとって今なら比較的得やすい、という事も申し上げておきます。
更に、先日の習近平主席訪米において、中国がボーイング300機購入と言う手土産を持参したにも関わらず、ワシントンでは冷遇されました。
その直後のロシア軍シリア参戦。
風神は、9月10日の日記にコメントした時点で、こう書きました。
http://32226.diarynote.jp/201509101244383277/
次に来るのは、ロシア参戦と、ISの勢力がトルクメニスタンとウズベキスタンに飛び火した結果の、中国参戦です。(シリア情勢において)
習近平主席訪米におけるアメリカの冷遇は、歴史のターニングポイントに成り得ます。今まで、アメリカは世界の工場たる中国に対して、批判しつつも妥協してきました。しかしながら、今回の首脳会談で、少なくともアメリカ世界戦略の太平洋シフトは本気であると、プーチンはそう判断したのだと思います。
だから中東で事を起こしても、アメリカの本格的軍事介入は無い、それがロシア参戦の早期呼び水になりました。
今、アメリカが中東に対して行なっているのは、風神が見る限りこれはホットバランス外交 です。かつて大英帝国が行なったバランス外交とは、勢力均衡を保って戦争を起こさせずに現状を維持する、というものでした。
しかしながら、
・・・・・・・・・・・しかしながら、アメリカ・オバマ政権が中東に対して行なっているのは、熱い均衡 です。
ようするに、シェールオイルで世界一の原油産出国になったアメリカにとって、中東の重要度はさがった。軍事費削減の予定もあるし米軍は撤退する。けれど、その間隙を縫って他勢力が隙間を埋めるのは面白くない。
だから中東は適度に荒れていたほうが良い 他の国が手を出せない程度に。
風神がみるところ、これが今のアメリカのスタンスです。
今まで、スンニ派とイスラエルに肩入れしていたアメリカが、シーア派のイランと核開発で妥協し制裁を緩和したり、イラクをぐちゃぐちゃにしてシーア派勢力の台頭を許したりしたのも、恐らく、
終わりの無い戦乱が狙い であり、つまるところアラブの春によるリビア分裂、エジプトにまで「ムスリム同胞団」の政権が誕生した事も、アメリカによるバランス外交の成果だったのでは?というのが風神の見解です。
まあ、それは今回の話の本筋ではないので詳しくは語りません。
ようするに、米中の対立は不可避とみたロシアが中東で事を起こした、アメリカは何らかの手を打たざるをえない、
ならば今がチャンスでは?と中国が考えてもおかしくはありません。
お判りでしょうか。米中の対立は決定的だ、ならばロシアは中東で動く、それならば中国も動くべきではないか?
これが、風神が「中国が何かしそうな気がする」と考えた理由です。
まあ、中国がおまぬけである事を祈ってますがね。
コメント
ところで空母「ロナルド・レーガン」は米機動部隊の中でどれ程の実力を発揮するのでしょうか?このクラスの空母は大西洋方面で睨みを利かせる大型空母だと思っていたのですが、最近のアメリカ軍のプライオリティは疎いので質問させてください。よろしくお願いします。
それを中国に思い出させるという意味で、抑止力として「ロナルド・レーガン」は充分に役目を果たすと思います。
又、ご承知の通り、「ロナルド・レーガン」は東日本大震災において自衛隊全力出動の穴埋めをするべく、急遽派遣された艦でもありますから、日本政府の受けも考慮しているのでしょう。
ただ、僕の見る限り、今中国とアメリカが直接対決することはありません。
書いた内容と矛盾するようですが、中国が事を起こすとすれば、それを具体的に言ってしまうと、例えば南沙諸島上空に防空識別圏を設けるとか、黄海海上で韓国を威嚇するとか、インドに対して越境して威力偵察を行なうとか、そんなレベルです。
仮に中国が動いたとしても、それは主戦線ではなく世界規模で見ると副次的なものにとどまるでしょう。主戦線は、今のところあくまで中東だと思います。