最近とんとまともに書いてませんでした。まあそろそろこの辺で一発。

今回のお題は「瓢箪から駒」 、これでいきたいと思います。

ただ、いつもながら仕事の合間見て書いたりするので、書き終えるまでぶち切れたりしますが、ご容赦ください。

さて、時が流れるのは早いもので、民主党政権末期に鳴り物入りで登場したメガソーラー。
私、この日記でさんざん酷評しました。

夜発電できない、雨降ったり曇ったり冬になったら発電量が落ちる。こんな物が火力や原子力の代わりになる筈がないと、正直思ってました。

事実、自民党政権に移行してからようやく我に返ったのか、電力買取制度の見直しやソーラーの追加を認めない方針などが出ています。

んが!ここにきてちょっと事情が変わってきました。

いや、変わるかもしれないという段階ではありますが、メガソーラーが陽の目見る可能性が出てきました。

それは、先週発表されたトヨタのFCV(燃料電池車)特許開放のニュースです。

http://toyokeizai.net/articles/-/57573


従来、夢のエコカーと呼ばれていたFCVですが、これにも致命的な弱点がありました。それは、燃料である水素を供給するステーションを整備するのに巨額の費用がかかる点と、水素製造工程に矛盾を内包しているという点にありました。

各メーカーがステーション整備に二の足を踏んでいるのをみたトヨタが、水素社会を定着させるべく、5680件にも及ぶ特許を無償で開放する、これは水素ステーション整備の呼び水には十分になるでしょう。

さらに問題は、現在、水素を最も安定的に製造する方法は、天然ガスを水蒸気改質する方法と

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%94%B9%E8%B3%AA

水を電気分解する方法があります。

天然ガスは近年の円安傾向の為に割高になりつつあるのと、製造過程で一酸化炭素を発生させるので、本当にエコなのか?という疑問があります。

じゃあ、水を電気分解して水素?となる訳ですが、電気を使用して水素を造る事自体に矛盾があり、これまたFCV普及のさまたげになっていました。

そうです。カンのいい読者諸兄はそろそろお気づきでしょう。

結論を言ってしまえば

メガソーラーに水素製造コンビナートを組み合わせればいい。

メガソーラーが発電する電気は天候に左右され、工業用や商業用には向きません。

んが、発電した電気を使って水を電気分解し、水素の形で貯めておけばいいのです。

この方法は、何も突飛な事ではありません。

例えばフランス・コルシカ島の「MYRETプラットフォームプロジェクト」では太陽光発電システムの余剰電力で水を電気分解して水素を製造し、電力需要のピーク時や太陽光発電電力の平準化のために燃料電池で発電し、コルシカ島の系統網に送電する実験を進めています。

問題は、メガソーラーの近くにそんな適当な土地が空いているのか?wというのと、相変わらずインフラ設備は引く必要があるという事でしょうか。

・・・・・最後に下げてしまいましたね。


ちなみに大阪ガス関係の人と話す機会があったのですが、天然ガス供給の通常インフラを使って水素インフラを構築する方法を検討しているそうです。

競争になれば、結構早いうちに水素社会が到来する可能性もあるかも?


それでは、今夜はこのへんで。


コメント

nophoto
デルカノ
2015年1月13日20:49

Fu3、続きを早く記してチョ。

風神RED
2015年1月15日13:31

ほい

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