「歴史群像」よりちょっと戯言
2014年9月13日 エッセイ学研の「歴史群像」で連載されている小欄で「戦場のミステリー」ってのがあります。まあ、戦場で起こった不思議なことをいつも1ページに凝縮して書いてるんですが、今月発売された「歴史群像」10月号で、以下のような内容がありました。
戦場のミステリー第51回 アリューシャンの幻影
以下抜粋
アリューシャン列島のアッツ・キスカ両島を日本軍が無血占領し、アメリカ合衆国領土に日章旗が翻っていたころ・・・・。その上空から帰還した米軍機搭乗員が「液冷エンジンを積んだ”ゼロ”と遭遇した。」と報告した。
開戦以来、連合軍機を圧倒してきた零戦に「強力な新型登場!」との情報は多方面に流され、米国の雑誌などにその三面図も掲載された。それは零戦と、当時日本軍が保有していたキ六十、キ六十一(のちの『飛燕』)や、ドイツ機等をミックスしたような、長い機種を持つ単発機である。しかしその後「液冷零戦」は一向に姿を見せなかった。それもそのはず、この世に存在しない幻の機体だったのだ。
ここまで抜粋
結局二式水戦かなんかを遠くから見て見間違えたのではないかとも書かれていますが、
風神、ちょっとこの記事を読んでビビビっとくるものがありました。
この「液冷零戦」ってひょっとして 二式艦偵 じゃないですかね?
http://military.sakura.ne.jp/ac/d4y.htm
ねっ?!!
誰に聞いているんだ一体www
すいません。ひとりで突っ込んでしまいました。
正式名称は二式艦上偵察機。いわゆる「彗星」の偵察機版です。
えっ?そんなマリアナ沖海戦で戦った艦爆の偵察機仕様が昭和17年当時にアッツ・キスカ上空を飛んでるはずがない?
うーむ、当時実は試作機が5機完成していまして、審査の結果、当時の海軍機最高速度を記録したために、気に入った海軍が急遽2機の爆弾槽を改造してカメラを載せ、艦上偵察機にしちゃってるんですよ。
ただ、その改造された2機はアッツ・キスカと同時進行で行われたミッドウェー海戦に参加した空母「蒼龍」に積まれた事になってるんですよね。
もちろん、2機とも母艦と一緒に沈んだ事になっています。
だがっ! 同じ時期に二式艦上偵察機が存在しえたのは事実なんですよ。
ひょっとして、アッツ・キスカ攻略に参加した空母「隼鷹」「龍驤」にも改造された13試艦爆試作機が載っていたのではないでしょうか。
そして占領したアッツ島を偵察がてら、実戦運用されていたのでは?
逆に、当時海軍機最高速度である553km/hを記録した13試艦爆試作機(後の二式艦上偵察機)だからこそ、米軍パイロットは戦闘機と誤認し、3,780kmという長大な航続力を持つ事から、母艦がアッツから離れた位置にあっても偵察に来ることができたのではないでしょうか。
うーむ。 まあ、判らんけどね。
戦場のミステリー第51回 アリューシャンの幻影
以下抜粋
アリューシャン列島のアッツ・キスカ両島を日本軍が無血占領し、アメリカ合衆国領土に日章旗が翻っていたころ・・・・。その上空から帰還した米軍機搭乗員が「液冷エンジンを積んだ”ゼロ”と遭遇した。」と報告した。
開戦以来、連合軍機を圧倒してきた零戦に「強力な新型登場!」との情報は多方面に流され、米国の雑誌などにその三面図も掲載された。それは零戦と、当時日本軍が保有していたキ六十、キ六十一(のちの『飛燕』)や、ドイツ機等をミックスしたような、長い機種を持つ単発機である。しかしその後「液冷零戦」は一向に姿を見せなかった。それもそのはず、この世に存在しない幻の機体だったのだ。
ここまで抜粋
結局二式水戦かなんかを遠くから見て見間違えたのではないかとも書かれていますが、
風神、ちょっとこの記事を読んでビビビっとくるものがありました。
この「液冷零戦」ってひょっとして 二式艦偵 じゃないですかね?
http://military.sakura.ne.jp/ac/d4y.htm
ねっ?!!
誰に聞いているんだ一体www
すいません。ひとりで突っ込んでしまいました。
正式名称は二式艦上偵察機。いわゆる「彗星」の偵察機版です。
えっ?そんなマリアナ沖海戦で戦った艦爆の偵察機仕様が昭和17年当時にアッツ・キスカ上空を飛んでるはずがない?
うーむ、当時実は試作機が5機完成していまして、審査の結果、当時の海軍機最高速度を記録したために、気に入った海軍が急遽2機の爆弾槽を改造してカメラを載せ、艦上偵察機にしちゃってるんですよ。
ただ、その改造された2機はアッツ・キスカと同時進行で行われたミッドウェー海戦に参加した空母「蒼龍」に積まれた事になってるんですよね。
もちろん、2機とも母艦と一緒に沈んだ事になっています。
だがっ! 同じ時期に二式艦上偵察機が存在しえたのは事実なんですよ。
ひょっとして、アッツ・キスカ攻略に参加した空母「隼鷹」「龍驤」にも改造された13試艦爆試作機が載っていたのではないでしょうか。
そして占領したアッツ島を偵察がてら、実戦運用されていたのでは?
逆に、当時海軍機最高速度である553km/hを記録した13試艦爆試作機(後の二式艦上偵察機)だからこそ、米軍パイロットは戦闘機と誤認し、3,780kmという長大な航続力を持つ事から、母艦がアッツから離れた位置にあっても偵察に来ることができたのではないでしょうか。
うーむ。 まあ、判らんけどね。
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