ちょっとオバマ大統領を擁護してみる
相変わらず、この次期に、などと言われそうですが、まあ天邪鬼な風神ですので、ちょっとオバマ大統領を擁護したいと思います。

風神はね、実はオバマ大統領を評価しているんです。

公約とは言え、議会の半分を敵に回してでも、アメリカに皆保険制度を導入しましたし、公約どおりイラク撤退を果たしました。

この二つの政策は軍産複合体に依存するアメリカ政府にあって、凡百のなしえるものではありません。政治家として、我が道を歩む上で大統領に就任してやるべきことはやったと言えると思います。

さらに言うならば、実は1期目2期目を問わず、支持率が下がったら軍事外交が相反するような事態になる事は判っていた事なんですね。

何故なら、彼はオールフォーワンの精神から、元々経験の無かった軍事に関しては、前政権の官僚をかなりの数、留任させていました。TOPのゲーツもそうだったし、敵も味方も無い、みんなでアメリカを盛り立てていこうという事だと思うのですが、これが結果的にいけなかった。

特に1期目と2期目の最初まで活躍したレオン・パネッタがCIA長官に就任して以降、彼の取った方針はまんまラムズフェルドドクトリンと言っていい。

人員を削減し、人的被害を最小限に抑えるために最新装備を導入する。CIAにミサイル付無人機を導入し、特殊部隊を投入してビンラディンを殺害する。

これらは実は、直前までオバマ大統領に知らされていない。

党派にこだわらず、優秀な人材を配置して任せた故と言えない事も無いが、ビンラディン殺害以降、オバマ自身が軍を信用しなくなったといってもいいのです。

彼は何故、シリア空爆を行わなかったのか?ここでも、軍は地中海に機動部隊を展開し、作戦のGOサイン待ちの状態でオバマ大統領にせまった。

だが、彼は、シリアの反政府勢力にアルカイダが混ざっている事、そしてシリア自身に決定的な罪を見出せないことから、結局空爆を見送った。

ブッシュではないオバマだから、そうした。これはある意味、正しいのだ。政治家として、信念を持って、間違いである可能性がある事はしない。

問題は、それが最近はアメリカの国益に沿っているか?という疑問符を投げかけられているわけだが;

以前大統領就任時にも同じ事を書きましたが、あと、2~3年上院議員をやってから大統領につくべきだった、と言えるかもしれない。

まあ、一つ言える事は、シリアを空爆してアサド政権をひっくり返していれば、イスラム国の勢力は今より拡大していただろうし、ウクライナに介入していたら、今頃戦争になっていたかもしれません。



・・・・・ちょっと弱いかな?w  


まあ、そんな感じで。


オバマ大統領にはこの曲を贈りたい



ONE OK ROCK - The Beginning [Official Music Video]
https://www.youtube.com/watch?v=Hh9yZWeTmVM


始まりの心を忘れないで、

「このままじゃ、まだ終わらせることはできないでしょ。
何度くたばりそうでも朽ち果てようとも終わりは無いさ。」


【OMAKE】
海外「本当に日本人?」 PV総再生数9千万回のロックバンドに外国人熱狂
ONE OK ROCK - The Beginning
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-1265.html

コメント

nophoto
Karaya
2014年8月21日13:49

私は色々ありましたがなんだかんだで
アメリカの債務残高が下がっている時点で
この大統領は有能だと思ってます。

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