ここ数日、中国軍機が日本の領空内に侵入を繰り返している。軍の偵察機がです。これは今までになかった事。

海軍のフリゲート艦も2隻ほど、領海のすぐ外で待機している様子。

しかも、防衛省はこれを公式に報じなかった。

前にもちらっと書いたけど、軍隊用語で「威力偵察」という言葉があります。これは、簡単に言えば「偵察に出るには過大な戦力でひと当てして、相手の反応をみる」戦術方法です。試してみて、相手の備えを確かめた後、大抵の場合は本攻撃があります。

純軍事的にみれば、威力偵察に対しては徹底的に叩き潰すべきですが。

そうすると、中国国内の邦人を人質に取るだろうなぁ。

外務省も、海自に対して、中国軍艦の前を横切るなと横槍を入れているようだし、どうしようもない。

原発事故の時と同じで、文民統制の悪い面が出ています。

そもそも、文民統制が導入された背景には、「大臣現役武官制」と「統帥権の干犯」の反省があったからですが、いかんせん、戦後60有余年の平和は長すぎた感があります。

恐らく、「威力偵察」を食らっても、それが「威力偵察」であることすら、気付かないのでは?;

敵が引いた時点で、よかったよかったとか言いそうな気が。

本来は、防衛命令が出た後は戦術的側面は現場に任せるべきだと思うのですが、何かそれすら危うい気がする。

シュミレーションでも一旦奪われた後の反撃を想定しているようだし、僕はむしろ、そちらのほうが無用な血が流れる気がするのだが。

一旦、占領された島嶼を奪還することが、如何に軍事的に難しいか判っているのであろうか。いや、多分判っていても政治的判断という事なのか。

まあ、何事も起こらない事を祈ってます。

そんな感じで。

コメント

loving-c.
loving-c.
2013年1月11日6:27

そうですね。
一触即発と言うべき危険な状態ではないかと心配しています。
私も、何事も起こらないことを祈っています。

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