しかしなんですな。　追記

2011年6月7日時事ニュース

昨日、原子力保安院が
「格納容器に穴が開いていたと仮定して、データを再入力、計算した結果、東電発表の10倍に当たる44京ベクレルが大気中に放出されていた。」
と発表しましたが、それはつまり

水素爆発直後85キロ圏外に退避したロナルド・レーガンや、国外脱出した在留邦人。更には、水素爆発後、初めて雨が降った日は小学校を休校にさせた韓国が実は当たり前だったのではあるまいな。

speediは切るわ、定点観測はやめるわ。

正直僕は、あの時、官僚しかまともに機能していなかったのだと思う。つまりは政府は何もしていなかったのではと。

その根拠はまず、僕は3/18から3日程仙台にいったのだけど、途中高速道が完全封鎖されてました。緊急車両しか通れない通達が出てました。日本国内の物流の8割は実はヤマトや佐川等の宅急便なのですが、お役所仕事よろしく緊急車両以外進入禁止の通達が出ていたわけです。ここに政治家がからむとすれば、トヨタや東芝の車だけ通してよとか、恐らく自民党時代なら政治的配慮がなされていた筈です。それが全く感じられませんでした。だが皮肉なことに、実は現場判断で通していた笑い話があるのですが、それはこれ以上言えんw

次に3/21以降、西日本から電材関係の資材が一斉に消えました。聞くと、復興優先で弱電関係には売るなとの通達が出ていたとのこと。これなども、まさに政治的配慮がなされていないお役所仕事。

次に避難区域の20キロ制限。日本の法律では原子力発電所1基が事故を起こした場合しか想定していません。今回のように複数の原子力発電所が一斉に電源供給を失った場合を想定していないんですね。ちなみにアメリカでは、1基の原発が事故を起こした場合と、複数の原発が事故を起こした場合、両方の事故を想定して法律が作られています。だから空母ロナルド・レーガンは半径50マイル退避を行ったんですね。複数の原発がメルトダウンを起こした場合はそうしろとアメリカの法律では決められている訳です。ところが日本の法律では複数の原発が同時にメルトダウンを起こす事が決められていないんです。だから、半径20キロ圏内退避しか出なかったんです。もしも、政府が主導的立場に立ち、避難区域を設定したならば、実際の放射線量をもとに避難指示を出したと僕は思うんですよ。逆に、官僚しか機能していなかったから、法律にしか従わなかった。そうではないでしょうか。

まあ、つらつらとここまで書いてきましたがようするに、事なかれ主義の責任逃れ政権には早々に退陣していただきたいと。

そう思います。

【OMAKE】
帰れない二人　忌野清志郎＆井上陽水
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6953698