アフガニスタンから英国が撤退したのは記憶に新しいが、それよりも驚いたのは先月のニュースだった。イギリスが、フランスと原子力兵器協定及び空母機動部隊の共同運用に関する協定を結んだのだ。国内ではちらりとしか報道されなかったが、僕はこのニュースは今年の重大ニュースに数えてもいいと思う。

 というか、海老蔵無双落ち着いて、大桃二人の結婚ばらしたとか マスコミ諸君はジャーナリストとしてのポリシーを持ち合わせているのかと問い詰めたい。

 もっと報道すべき事柄があるだろうと心底思ふ。

 ・・・・イギリス~フランス協定の内容だが、原子力兵器に関して、フランスはその臨界前核実験を行い、該当データ収集を担当する。イギリスは兵器としての実用性を鑑みた開発を担当する。技術は両国で共有する、というもの。

 更に、常時1隻以上の空母機動部隊をイギリスとフランスで共同運営し、北海・地中海において常に1隻以上の空母を含む機動部隊をアクティブにする、というもの。(らしい)

 何故、英国はフランスを選んだか?
 
 もはや、ブレア~ブッシュの頃の英米同盟はない。

 ウィキ・リークスの主催者、ジュリアン・アサンジがロンドンで保釈された後、今日語った言葉を紹介したい。

「米国はあらゆる手段で私を米国に移送しようとしているが、その可能性は無い。言論の自由を守る法律を持つ、この英国で私を訴追して米国に移送する事は不可能だ。決定権は英国政府にある。私はその決定に我が身を委ねるが、移送されることは(100%)無いだろう。」

 彼の言葉の裏に、英米の確執が見え隠れする。

 

 そして今日、ロシアのM大統領が北方4島に関する声明を表明した。

「北方4島はロシアの完全なる領土であり、日本に帰属することは無い。この北方4島において経済自由特区を創設し、日本はそれに投資すべきだ。」

 加えてフランスは一昨日、ロシアに対して強襲揚陸艦ミストラル級4隻の売却を正式に表明した。

 ロシアはこの強襲揚陸艦を極東艦隊に編入し、日本に向けると言う。

 これら一連の流れに対するアメリカの反応は無い。


 今期の防衛大綱は尖閣問題を受けて、戦車400両売り払って即応部隊に備えるというが、果たしてそれで足りるのか?

 もはや、東アジアは戦時ではないのかという気がしないではない。

 加えて、国内の無知とマスコミの見猿聞か猿言わ猿は犯罪に近い気がする。

 諸氏、如何に?

  

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