小沢さんがらみの今回の事件の真相

　注）以下に羅列される事柄は筆者の全くの妄想です。事実として引用することを一切、禁止します。

　さて、今朝の朝刊で「小沢さんの元秘書起訴か」との見出しが踊っていましたが、風神なりに今回の事件の真実を読み解いていきたいと思います。

　えー、ちなみに仕事の合間をみて更新しているので、途中途切れるかもしれませんが、ご容赦ください。

　今回の事件は最初から最後まで検察の動きが不可解でした。全く理にかなっていませんでした。マスコミも評論家も何故、このことを指摘しないのか、僕には判りませんが。

　まず、今回適用された「政治資金規正法」ですが、この法律の制定意義は、企業からの利権目的の献金を規制する為に作られた法律です。政治資金のプラスマイナスが合わないからとか適用できない事も無いですが、法律制定の意義からは明らかに外れます。
　
　私は最初、小沢さんを逮捕するまで検察はやる気だな、と思いました。「政治資金規正法」を適用して不逮捕特権のある現職の国会議員を逮捕するからには、当然「贈賄」で立件する自信があるから逮捕したのだろうと予想したからです。

　ところが、その後、出てくるであろうと予想された検察がつかんでいる新事実は出てきません。

　わずかに、水谷建設の関係者からの証言、という形で金を受け取ったという情報がリークされました。しかしこれは突っ込んで情報を収集した結果、水谷建設の関係者というのは公判中の元会長を指していて、しかも執行猶予欲しさに嘘の証言をしたと弁護士に語っているという話も同時に浮かんできました。

　リーク元が「関係者」と口をにごしたのも、うなずけます。

　これら一連の検察の不可解な行動の原因として、まず疑ったのが、当の民主党の関与でした。

　ところが今朝の「起訴の方針」です。指揮権発動をちらつかせて民主党が圧力をかけたのなら、先も言いましたが、こんな不可解な立件の仕方をわざわざした上で、起訴まで持っていくなど考えられません。

　次に疑ったのが、自民党の関与です。しかし、いざ国会が始まってみて、この疑いも捨てました。

　検察の捜査と自民党の質問が全然、連携していません。本気で追い込むつもりなら、もっと水谷と西松関連の突込みがあってもよかったはずですが、うわすべりで終わっています。

　では？

　可能性として、元警察官僚の国民新党、亀井さんサイドも洗ってみましたが。目立った情報は手に入りませんでした。というか、感じとしては明らかに検察の動きに任せて放置しているというか。

　
　うーん？

　ますます、検察の意図が判らなくなってきたので一度、整理してみることにしましょう。

　今回の一件で、検察は小沢さんの罪を立証できる自信もネタも無いのに現職の国会議員を政治資金規正法で逮捕して、しかも石川氏に関しては不起訴の可能性すらある。

　政権与野党の干渉は現時点では考えられない。

　では何の為に検察は、現職の国会議員を国会開会前に逮捕したのでしょう？
　
　そんな事をすれば騒ぎになるのは目に見えています。過去の事例をみても、明らか。

　けれど、検察はあえて立件逮捕に踏み切った。

　何故でしょう？　

　私の結論はこうです。つまり最初から検察は贈賄目的で小沢さんを引っ張り出すつもりはなかった。

　では何故、わざわざ、騒ぎになるような現職議員の逮捕に自らの意思で踏み切ったのか？

　これはもう、検察自身が騒ぎになる事を欲したとしか思えません。何故でしょう？

　思い出してください。この事件以前に新聞紙上をにぎわせていた事件は何だったでしょう？

　足利事件です。検察のTOPがわざわざ謝ったにもかかわらず、実際の公判では、当時は有罪とするのが妥当だったと応えた、冤罪事件を。

　マスコミの目を足利事件からそらす為に騒ぎが必要だったのでは？　

クククク、我ながらひどい結論だ。


　それでは、今夜はこのへんで。