普天間の米軍移設問題で揺れている鳩山政権だが、私は正直、この問題を
鳩山政権は軽く考えすぎて事を起こしたと思う。

 昨今の沖縄の政治情勢を見るまでも無く、一旦こうなってしまってはもはや
県内移設ですんなりと終わらない気がする。終わるかもしれないが、重大なしこり
を残す事になるだろう。

 そもそも私を含めた大多数の日本国民にとって、今まで沖縄について考えて
こなかった事がひとつ。想像する以上に大きなキズアトが沖縄にはある。

 以前、わたしはこのblogで第二次大戦時の沖縄戦で発された太田少将の電文を
全文、取り上げた事があるが、それがまずひとつ。

http://32226.diarynote.jp/200809032231220000/

 沖縄が返還されたのが1972年だから、戦後27年近く放って置かれた事実が
ひとつ。

 そして返還後も言葉の問題で内地で差別があったのがひとつ。

 沖縄の土地の10%が今でも占領されているという事実がひとつ。

 そんな中で、今までのれんに腕押しだった基地問題がこの前の衆議院選挙で
鳩山さんが「県内移設はしません」とか言っちゃった上にそれを信じて沖縄の
有権者が民主党に投票して選挙区で自民党候補が全部落選してしまった訳だから、
どうするんだ馬鹿!

 沖縄県民はまた裏切られるんでしょうか?民主党は事の重大さを理解して
いません。沖縄県民の想いの重さを多分理解していません。

 だが常識的に考えて海兵隊の装備を丸ごと内地に移せません。陸海空の諸設備
が揃って初めて海兵隊の根拠地にになるんだから、純軍事的にコロコロ変えれる
シロモノではありません。揚陸艦が停泊できる港、ヘリコプターが着陸できる
空港、軍事教練が出来る土地。この3つを兼ね備えないと海兵隊の根拠地にする
理由がないからですが、どうするんだ馬鹿!

 どうするんでしょうね、本当。 

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