インドの事件は誰のせいか。
2008年11月28日 時事ニュース まあ、私なりに判断するとしたらブッシュ大統領のせいですね。
時は昨年の10月にまでさかのぼります。ブッシュは致命的な判断ミスを犯しました。パキスタンのムシャラフ大統領を切ったのです。見捨てたと言っても
いいでしょう。いまだに、何故彼がムシャラフを捨てたのか私には判りません。
ムシャラフの身になってみてください。彼が善か悪かは別にして、イスラム
国家の長であり、国内に反米勢力を抱えながらアメリカの対テロ戦争に賛同し、
国内のタリバン勢力掃討に力を入れて、国内に米軍拠点を築くことさえ
許しました。その一方で国民の不満をそらし、曲芸的と言ってもいいバランス
を保っていたのです。
正直、全世界を見渡してみても彼ほどのある意味逸材は見出せません。
少なくとも、イスラム国家においては絶無と言ってもいいでしょう。
もちろん、その一方でアメリカから援助を引き出し、おおやけに核保有を
認めさせるというしたたかさもありましたが。
正直、CIAが一体、何をブッシュにブリーフィングしていたのか疑います。
恐らく、機密情報漏洩事件でCIAとギクシャクしていた頃ですから、
ブッシュのほうがCIAのアドバイスに耳を貸さなかったのかもしれません。
そして、その後が又いけない。ムシャラフからブットに乗り換え、
憲法違反の弾劾をぶち上げた瞬間、ブット元首相があっさり暗殺されてしまう
という・・・・。やはり、この頃のブッシュはCIAの情報を全く無視して
いたとしか思えません。
この後、アメリカがブット暗殺をムシャラフの仕業だと疑い、彼との仲を
修復不可能にまで悪化させてしまいます。確かに状況からいうとそれも考え
られなくはないのですが、そもそもムシャラフは暗殺テロの可能性をブットと
CIAに事前に知らせてましたし、その後の経緯を追っていくとムシャラフが
ブットを暗殺させた可能性は無かったと言っていいと思います。
もしも私がブッシュなら、イリーガルな手段を講じてでもムシャラフを守った
でしょう。そもそも、そういったダブルスタンダードはアメリカのお家芸と
言ってもよく、アメリカの国益を優先させるなら、ブッシュさん致命的でしたよ
あれは。
結局、今年の夏にムシャラフは大統領を自ら辞任するのですが、そもそも
問題になった大統領と参謀総長の兼任は判っていた事で、逆に軍を掌握して
いないと、あんな綱渡りみたいな政治は行える筈も無く。今、イスラム国家で
民主的に選ばれた大統領にアメリカ支持が出来るはずがないだろうとw
民主的に大統領に選ばれたブットの夫、ザルダリ氏は対話路線を掲げて
反政府勢力と交渉しましたが、軍のバックを持たない彼は相手にされず、
交渉は決裂。隣国、アフガンの影響もあり、パキスタンは非常によろしく
ありません。最近はかつての敵国インドにすりよって、経済成長による国内不満
打開に動いていたようですが、それが逆に今回の事件に結びついたのでは
ないかと。
ムシャラフがいったんは力で抑えていたパキスタン領内のタリバンがアフガンの
ムジャヒディンと合流。
インド国内のイスラム教徒とヒンズー教徒の対立をあおるべく、
アフガン→パキスタン→インド ラインが開通してしまったということです。
まあ、こうなると判っていたからこそ、イラクから引き上げてアフガンに
戦力投入、元を断つつもりだったんでしょうがね。オバマもそのつもりらしいし。
私的には、核持ってるパキスタンを押さえるのが先じゃないかと思うのですが。
時は昨年の10月にまでさかのぼります。ブッシュは致命的な判断ミスを犯しました。パキスタンのムシャラフ大統領を切ったのです。見捨てたと言っても
いいでしょう。いまだに、何故彼がムシャラフを捨てたのか私には判りません。
ムシャラフの身になってみてください。彼が善か悪かは別にして、イスラム
国家の長であり、国内に反米勢力を抱えながらアメリカの対テロ戦争に賛同し、
国内のタリバン勢力掃討に力を入れて、国内に米軍拠点を築くことさえ
許しました。その一方で国民の不満をそらし、曲芸的と言ってもいいバランス
を保っていたのです。
正直、全世界を見渡してみても彼ほどのある意味逸材は見出せません。
少なくとも、イスラム国家においては絶無と言ってもいいでしょう。
もちろん、その一方でアメリカから援助を引き出し、おおやけに核保有を
認めさせるというしたたかさもありましたが。
正直、CIAが一体、何をブッシュにブリーフィングしていたのか疑います。
恐らく、機密情報漏洩事件でCIAとギクシャクしていた頃ですから、
ブッシュのほうがCIAのアドバイスに耳を貸さなかったのかもしれません。
そして、その後が又いけない。ムシャラフからブットに乗り換え、
憲法違反の弾劾をぶち上げた瞬間、ブット元首相があっさり暗殺されてしまう
という・・・・。やはり、この頃のブッシュはCIAの情報を全く無視して
いたとしか思えません。
この後、アメリカがブット暗殺をムシャラフの仕業だと疑い、彼との仲を
修復不可能にまで悪化させてしまいます。確かに状況からいうとそれも考え
られなくはないのですが、そもそもムシャラフは暗殺テロの可能性をブットと
CIAに事前に知らせてましたし、その後の経緯を追っていくとムシャラフが
ブットを暗殺させた可能性は無かったと言っていいと思います。
もしも私がブッシュなら、イリーガルな手段を講じてでもムシャラフを守った
でしょう。そもそも、そういったダブルスタンダードはアメリカのお家芸と
言ってもよく、アメリカの国益を優先させるなら、ブッシュさん致命的でしたよ
あれは。
結局、今年の夏にムシャラフは大統領を自ら辞任するのですが、そもそも
問題になった大統領と参謀総長の兼任は判っていた事で、逆に軍を掌握して
いないと、あんな綱渡りみたいな政治は行える筈も無く。今、イスラム国家で
民主的に選ばれた大統領にアメリカ支持が出来るはずがないだろうとw
民主的に大統領に選ばれたブットの夫、ザルダリ氏は対話路線を掲げて
反政府勢力と交渉しましたが、軍のバックを持たない彼は相手にされず、
交渉は決裂。隣国、アフガンの影響もあり、パキスタンは非常によろしく
ありません。最近はかつての敵国インドにすりよって、経済成長による国内不満
打開に動いていたようですが、それが逆に今回の事件に結びついたのでは
ないかと。
ムシャラフがいったんは力で抑えていたパキスタン領内のタリバンがアフガンの
ムジャヒディンと合流。
インド国内のイスラム教徒とヒンズー教徒の対立をあおるべく、
アフガン→パキスタン→インド ラインが開通してしまったということです。
まあ、こうなると判っていたからこそ、イラクから引き上げてアフガンに
戦力投入、元を断つつもりだったんでしょうがね。オバマもそのつもりらしいし。
私的には、核持ってるパキスタンを押さえるのが先じゃないかと思うのですが。
コメント