ちょっと、時期的に遅れてしまったが、先の6者会談で
日本が実は密かにいいポジションにいたことに全く誰も気付いて
いないようなので、遅ればせながら分析・提言します。

  実は拉致被害者問題解決の絶好の機会だった?

 何故?w

 そう、傍目から見れば孤立して宙に浮いた形の日本。

 北朝鮮は米国との直接対話に終始し、日本の意見など
全く通っていないかに見えて終わってしまったこの会談。

 確かに、北朝鮮との直接対話は後半の3時間ばかりが
中国のおなさけでセッティングされただけで、特に日本に
とって何の進展もなかったようですが、外務省は最初から
傍観というか、様子見を決め込んでいたことが

  もうなんと言うか、腫れ物にさわるな

と言おうか。安倍さんの支持率低下も関係しているんでしょうね。

 しかしながら、風神は、最後の北朝鮮との直接対話こそが
あっさり拉致問題を解決することができたかもしれない絶好の
チャンスだったんじゃない?

 そう思えてなりません。

 何故、そう言えるか。まずは北朝鮮の立場に立ち、今に至る
まで何故この問題が引っ張られてきたのか、その問題点を下記に
記します。

?拉致を再認することによって、さらなる犯罪国家としての
 国際的な烙印を押されることを嫌った。

?日本人拉致を認める事によって、400人とも500人とも言われる
 韓国人拉致問題へ雪崩式に飛び火する可能性と韓国世論の硬化。

?拉致被害者を返した結果、帰還者から国内情報が漏洩する事を
 恐れた。

 こんなところでしょうか。

 さて今回の6者会談。まず、?はクリアーになっていました。
何故なら、先に米朝2国間協議で既にある程度の合意がなされて
おり、今回の6カ国協議は実はそれを追認する形をとっていた
からです。

 つまり、今回は合意ありきの方針が既に決まっていた。
 具体的に言いますと

 対イラク戦が実は世界大戦に及ぶ可能性を秘めている事に
気付いた米国が、まず合意ありきの大前提を決定していたのです。

 アメリカが、合意すると決めていた以上、例え拉致問題を
認めようが、会談の方向性が変わることなどありえません。

 アメリカ以外、中国・韓国・ロシア。面子的にまず間違い
ないでしょう。
 
 さて?に関してですが、日朝間で下記の条文を加える事で
解決します。

  帰還者の証言に基づく罪は是を問わない。

 これをオープンにするか否かは難しいところでしょうが。

 そして、?。この問題に関しては、日本人が拉致問題について
考える以上にデリケートで、かつはかりえない部分があります。

 軍事政権時代から、脱北者を監視対象においてスパイ扱い
していた事実。現政権の中枢が、正に全斗煥時代の弾圧期に
弾圧されていた経験。そして、納得して北朝鮮からの支援を
受けていた背景。

 ここが交渉のしどころで、まずは、下記の内容で北を説得
する必要性があります。

? 6者協議における合意である以上、日本の資金なしで
  重油にしろ最後まで援助を行うことができない現実。

? 素直に返してあやまった場合、あっさりと援助に回るだろう
  日本の国民性w

 この点を相手に理解させる事さえできれば、間違いなく
北朝鮮は、真剣に拉致被害者の返還を選択肢の一つに加えたと
思います。

 ちょっとブラックですが、援助合意の取り付け、日本との
国交回復。そして、韓国との捕虜交換会談を利用しての浸透。

 今までの極めて理性的な(少なくとも私はそう思う)北の
判断から言えば、拉致被害者返還の否応を、かなりの確率で
天秤にかけたはずです。

 今回みたいに、核問題ありきで様子見を決め込んで見る前に、
もうちょっと、動くべきではなかったでしょうか。

 幸いなことに、重油直接支援に関して、まだ露・米・日は
具体的なアクションを決めていません。

 まだ、チャンスはあると思いますけどね。

 ・・・・・核問題?先日ちらっと米筋から漏れましたが、
私のみるところでも

  北朝鮮は既に核のミサイル搭載に成功しています。

 金政権を援助して延命させる以外、選択肢はありません。

 米の軍事力行使など夢です。100%ありえません。

 でないと、中国が衛星破壊なんてしませんて。あれがサイン
です。北朝鮮に対する軍事力行使を行えば

   GPS使用不可にするよってね。

 ・・・・・・言い過ぎたか?! まだ書き足りない事が
あるんだけど、このへんで。

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