新潮文庫から文庫本で出てるローマ人の物語シリーズ。
それの3巻〜5巻に当てられているのが「ハンニバル戦記」です。

   これ、掛け値なしに面白いんで

 皆さん、読んでください。お値段も¥380〜¥400くらいだし、
結構、薄いので、文字に弱い人でもOKです。

  コンバンワ、風神です。

 ハンニバルっていうと、どうしてもアルプス越えのローマ
半島奇襲ってのが先にたったり、割と日本人になじみが薄い
せいか、どの時代の人よ?って感じがあったりするわけですが、
かくいう私も、カルタゴって北アフリカじゃなかったっけ?
それがなんでアルプス越えの奇襲すんのよ、とかまじぼけしてた
りも過去しました。

 まあ、簡単に説明すると、紀元前218年に当時カルタゴの
植民地だったスペインを出発したハンニバルは北を時計回りに
アルプスを越え、イタリア半島にあった、当時新興のローマ帝国
を奇襲する訳なんですけど、本当にすごいのは、以後16年間に
わたって、イタリア半島において戦い続ける事なんですね。

 最初の圧巻はアルプス越え後にまともにローマ軍とぶつかった
カンネーの戦いです。

 両者の戦力比はおよそ1:2
 ハンニバル 歩兵4万 騎兵1万
 ローマ軍  歩兵8万 騎兵6千
 
 後世の戦術教書に幾度となく取り上げられる事になるこの
戦いは

 2倍の敵を相手に、騎兵を使った包囲殲滅戦

を成功させたハンニバルの圧倒的勝利に終わります。私見ですが
この戦いで余りにも鮮やかに勝ちすぎたせいで、以後、ローマ
はハンニバルとまともにぶつかることを避ける原因になって
しまったと思ってます。

 孫子でも、勝ちすぎはよくないってありますよね。

 睡眠時間やばいんでもう寝ますが、暇な人は買ってぜひ読んで
みてください。そいでは、また来週。

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