【不定期連載 太平洋戦記2リプレイ】

 間もなく開戦の聖断が下るであろう。どう考えても
ハルノートは受け入れがたい。駐米大使の野村君もよく
やってくれているのだろうが、アメリカはもはや開戦以外に
選択肢を与えてくれぬようだ。

 横浜、呉の海軍ドッグを整理し、無駄に造船されている
護衛空母を全て破棄、鉄に替える。大和型3番艦「信濃」は
対空型へと変更指示をした。破棄した護衛空母に替わり
新たに横須賀にて倉龍対空型空母を2隻、建造し始める。別に
明石型工作艦を1隻、大型輸送艦を1隻横須賀のドッグにて
起工。

 舞鶴のドッグが3隻分空いていたので、ここでは甲型航空潜水艦
の造船を3隻始める。来るべきドイツとの技術交流に役立つで
あろう。

 呉のドッグでは、手近な駆逐艦を対空型へと改装。実は
対空型といいながら、爆雷装備の増強が主な改装目的である。

 通商破壊戦を仕掛けてくるであろう米軍にそなえなければ
ならない。

 佐世保でも甲型航空潜水艦2隻の建造を始める。後は占守型
護衛艦を数隻建造し始めて、ターンを終了した。

 外交モードでは、タイに外交攻勢。同盟を結ぶ事に成功。
タイ陸軍の守備隊40が傘下に入る。

 いよいよ、開戦だ。

 開戦と共に、ハワイ沖に展開していた南雲部隊から航空機250機
あまりが発艦。史実通りハワイを空襲する。零戦部隊は敵
飛行場を銃撃、99式艦爆は敵駆逐艦を20隻ほど葬る。一方、
雷撃部隊は敵巡洋艦部隊に壊滅的打撃を与えた。

 史実通りの敵戦艦への雷撃を行わなかったのは、2次攻撃を
考えているからである。

 攻撃を終えた第一機動部隊は北方へと退避。一方、台湾は
高雄から飛び立った零戦・一式陸攻の空爆連合は一路マニラへ。

 マニラに集結していたB17を無力化するため、大規模な
空爆を敢行した。

 アパリには2個師団が上陸を開始。ブルネイにも上陸を敢行、
占領に成功した。

 さて、ハワイ沖合いに展開していた潜水艦部隊をハワイ港の
出入り口に集結。2次攻撃の援護をさせるためである。

 サンジャックの一式陸攻偵察部隊からは、イギリス東洋艦隊が
シンガポールを出航したとの報告が入る。

 プリンスオブウエールズ・レパルスの2隻の戦艦を擁する
イギリス東洋艦隊ではあるが、サンジャック及びブノンペンから
海軍・陸軍共同で出撃を行い、2隻の軽巡を取り逃がしたものの、
見事撃沈に成功した。

 

 

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